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見-15  福島市は米沢藩だったのだ!

 熊本の友人が来福したので、会津または米沢の半日観光を勧めてみた。九州人なので会津かと思いきや、彼が選択したのは米沢だった。それもメジャーな上杉神社ではなく、“上杉家の墓所”が見たいと言う。

 福島市は板倉藩三万石で幕末を迎えたが、長く上杉米沢藩三十万石の所領であり、市内のあちこちに当時を偲ぶ旧跡がある。飯坂の自宅から40分ほどで「上杉家廟所(びょうしょ)」に到着。その場所を目にした瞬間に違う世界に入った。

 上杉神社には今年でさえ三度も訪れているのに、ここに来るのは何年ぶりなのかすら分からない。ここは上杉家十二代歴代藩主の墓所である。まっすぐ伸びた杉林を抜けると十二の霊廟が見えてくる。中央が謙信公だ。たまたま我々以外の来訪者も少なく、その静寂さが自然と気持ちを引き締める。

 御堂の造りは二種類ある。八代重定公までは入母屋造り、九代治憲公からは構造が簡略化された宝形造り(写真中手前)で材質も落とされていると言う。治憲公とは、倹約令により藩の立て直しを図ったあの上杉鷹山公(成せば成る、成さねば・・・で有名、写真下)である。

 現在建設中の東北中央自動車道が平成29年に完成すると福島・米沢間が20分で結ばれる。まさに上杉藩の復活だ!福島→米沢→喜多方→会津→猪苗代→福島の周遊ルートは、歴男歴女におすすめの観光ルートになる。

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